2010年2月22日の小惑星ベスタ

しし座で、衝（しょう：地球に最も接近する）を迎えていた、
小惑星ベスタ（Vesta）を写真で撮影してみました。
衝（しょう）の頃が一番明るく、今回も、約６等星でしたので、
小型の望遠鏡でも撮影出来ました。

ベスタは、直径が500km位の
3番目に大きな小惑星です。

ベスタは小惑星の中で
一番明るく見えます。

小惑星は、火星と木星の
間の軌道にある天体で、
群れをなしています。

数日後に見ると移動して
位置が変化しているのが
分かります。

	左の図は、ステラナビゲーターというソフトで2010年2月22日のベスタの位置をシミュレーションしたものです。上の写真と比べてみると、よく合っているのが分かります。
	ベスタの横のアルギエバという星は、しし座のししの首にあたる２等星なので、（左図）それを目印にすればベスタも双眼鏡で見える明るさでした。しし座のお尻の付近には、沢山の銀河があります。しし座銀河群です。

写真は、miniBORG50という望遠鏡に、Bitran社製のBJ-31Cという
冷却CCDカメラを取り付け、ビクセン社製のSP-DX赤道儀で追尾。
5分間の露出です。スカイセンサー2000PCで自動導入してみました。