秋の空は、華やかな冬の星座が見える前で、例年、大人しく
見えるのですが、今年（２０１０年）の秋は、ハートレー彗星が
深夜から明け方にかけて移動して行くのを観察出来ました。
ハートレー彗星は、1986年に発見された
彗星で、約6.5年の周期で、木星と地球の
間を、楕円の軌道で周回しています。
上の写真は、ＮＡＳＡの探査機が700kmの
至近距離で撮影したものです。
２０１０年１１月２日の明け方、４時１１分から３２分の２０分間で
下のように、結構、速く動いているのが分かりました。
撮影は、Vixen社のSP140SSという、20年ほど前に、
ハレー彗星用に購入した望遠鏡に、Bitran社の冷却ＣＣＤ
カメラBJ-31Cを使いました。冷却温度−５℃露出５分です。
